くまです。
今回は、長らく避けてモヤモヤしていた話題を掘り下げてちゃんと結論を出そうと思います。
それは樋口楓さんへの書き下ろし曲『Q』への酷評です。みきとPファンの方は皆泣けるほどに優しいので、私が買って出る事にしました。
衝撃
樋口楓さんに書き下ろされた『Q』を聴いたとき、膝から崩れ落ちる心境でした。
イントロ、Bメロからサビへ移る箇所、サビまで『ロキ』の二番煎じにしか聴こえないのです。
リリースされた当時、1番を聴いてそっと閉じたっきりです。
誤解無く申すと、樋口楓さんの歌は大好きです。
『神のまにまに』も大好きですが、1番好きなのは『たこ焼きロック』です。
ストーンズファンの個人としては、各所にキース・リチャーズをリスペクトしたフレーズが盛り込まれていて最高に面白いです。
ギターの音はフェンダーチャンプのような小さいコンボアンプとハムバッカーギターから鳴る、さながらデレク・アンド・ザ・ドミノスのエリック・クラプトンみたいな音で、これもまた渋くて面白いです。
そんなローリングストーンズみたいなオールドなメロディーラインと、これまた懐かしの日本歌謡曲が結婚して生まれたような、両者に対して最大のリスペクトを感じられる曲なのですが、そんな曲を見事に歌いこなし、自らの物にしています。
期待故の絶句
『Q』を聴いたときのショックは、樋口楓さんへの楽曲提供ということで非常に期待値が高かった故の衝撃でした。
当時、みきとPがVTuberへ楽曲提供して2度目で、非常に盛り上がっている業界へ、またの参入ということで大いに期待していました。
この曲がウケたらでろーんの人気に乗ってまたみきとPが盛り上がるとまで考えていました。
それなのに上がってきた曲は『ロキ』の焼き増したような曲だったんです。
改めて真剣に対峙する
このレビューを書くために、きちんと聴き直す事にしました。本当に『ロキ』の焼き増しなのか。何処かにみきとPの”あがき”が無いか、探す事にしました。
聴き直しましたが、新規性としてはBメロのヒップホップ調のアレンジ程で、みきとPの得意とするドラムのアレンジも薄く、Cメロ以降の間奏はみきとPの手癖さえ感じるほどみきとP味を感じられましたが、そこだって『さよならはきえない』や『Platonic Girl』で聴ける熱のあるギターソロも無く平坦に過ぎていってしまっていて、明らかにボリュームを感じられません。改めて聴き直して尚の事残念に思ってしまいました。
誰の仕業か
正直みきとPが作る曲を愛して止まない私にとって怒りを覚えるほどの衝撃だったのですが、これがみきとPの不調かというと私は違うと感じています。
憶測の域を超えない為、不調故にこうなった説を否定しきれませんが、私はそれよりも本曲にはディレクターの影を強く感じました。
彼はこういったのでは無いでしょうか。「ロキみたいな曲が欲しい。納期は長くない。」
後記
拙著ながら2020年末にみきとPについて長く語った記事もあります。
9月1日にみきとPファンサーバー「Hello Island Server」をDiscordに建てました。仲間入りのハードルの高さは地面より低くを目標にしてますのでお気軽にいらしてください。